今年も嫌~な花粉の季節がやってきました。花粉症の方はもちろん、まだ発症していない方も要注意。
全国的に今年の花粉飛散量は昨年の2倍~10倍と予想されています。
特に飛散量が多いのが関西地方で、大阪近辺では昨年の10倍は花粉が飛ぶということです。
外出時にはマスク。帰宅後はうがい。これが基本ですが、皆さん喉だけを「うがい」していませんか?
実は、「鼻からのうがい」が最も効果的なのです。以前から巷で静かに流行している「鼻うがい」。
花粉対策意外にも良い事いっぱいです。痛そう、苦しそうだと未経験の方に初級編をお教えいたします。
■痛くない「鼻うがい」初級編
用意する物 | ぬるま湯10cc 体温と同じ37℃がgood |
食塩1g いわゆる天然塩 | |
注射筒 針のない注射器 | |
やり方 | ① 湯に食塩を混ぜ溶かし注射筒に入れる |
② 顔を少し上に向け片方の鼻に食塩水を流し入れる | |
③ 鼻の奥に流れていくのを確認 (感じなければ追加する) | |
④ 顔を戻して食塩水を口から出す (無理なら鼻からでも可) | |
⑤ 反対側の鼻も同じようにする (2~3回くり返す) |
注意点 鼻から出す場合は無理に鼻をかむようには出さず、自然と流れ垂れてくるのを待つ。
■「鼻うがい」の目的&効果
目的を簡単に言ってしまうと、鼻の孔に水を通し鼻の中を洗浄することです。
人間の身体には、目、鼻、耳、口、尿道、肛門と6つの孔があいています。
常に孔があきっぱなしなのは鼻だけです。鼻は外の空気を吸い込み、それを肺の奥まで運び込みます。およそ1日に4畳の部屋分の空気を吸い込みます。
いかに鼻が汚れやすく、鼻を洗うことが効果的なのかが分かりますね。
「鼻うがい」の効果は、花粉症対策以外にも、風邪やインフルエンザ予防、鼻炎、頭痛、肩こり、口内炎の改善にも効果があると言われています。
■習慣化「鼻うがい」上級編
多くの方のイメージは、痛そう、苦しそう、難しそうな「鼻うがい」ですが、うがいの液を体液と同じ温度と濃度にすることでスムーズに行うことが出来ることでしょう。
初めは面倒でも慣れてくれば注射筒を使わずにコップなどでも簡単に流し入れれるようになります。
上級者ともなれば両方の鼻から同時に食塩水を流し入れれる、真水でも平気に出来るとのことですよ。
また、夜寝る前の「鼻うがい」は呼吸を整えて安眠効果を高めるそうです。
日々の健康のため「鼻うがい」は季節を問わず習慣にしていただきたいと思います。