高槻市の歯科、こむら歯科クリニック。一般歯科、矯正歯科、小児歯科等の診療をおこなっております

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HOME»  歯に関する小ネタ集»  vol.15 痛~い口内炎、何とかしたい

歯に関する小ネタ集

vol.15 痛~い口内炎、何とかしたい

10代~80代の男女に「口内炎になったことがあるか?」と質問したところ、
ほとんどの人が「はい」と答えました。
「その場合の対処法は?」の質問では
「治るまで待つ」「薬を塗る」「薬を飲む」と皆さん答えています。
さて、正解はどれでしょうか?どうやら皆さん口内炎に対して誤解があるようですね。
そもそも、口内炎は何故できてしまうのでしょう?

口内炎の原因は細菌だった

口内炎の原因は細菌だった

(1) 口の中の傷が原因
何らかの原因で(硬い食べ物、歯ブラシ、誤って噛むなど)口の中を傷つけてしまい、そこに細菌が繁殖して炎症を起こす=口内炎ができる。

(2) 新陳代謝の低下が原因
栄養不足、ストレス、疲労などが原因で新陳代謝が低下して口の中に潰瘍ができて、そこに細菌が繁殖して炎症を起こす=口内炎ができる。
いずれにしても、口の中の細菌感染が原因で口内炎はできてしまいます。通常、唾液が細菌を洗い流し傷や潰瘍を修復しますが、唾液が減少すると修復機能が低下し、口内炎ができやすいと言えるでしょう。

口内炎、薬は効果ないねん

痛~い口内炎、何とかしたい

口の中に傷や潰瘍ができ細菌が増殖すると、免疫細胞が戦い始めます。
戦いは組織を傷つけ破壊し炎症をひどくします。
更に口内炎は強い痛みへと進んでくのです。

【 塗り薬を使う方法 】
塗り薬は免疫細胞の攻撃を鎮めることで痛みを和らげる効果があります。
しかし、細菌を退治することはなく、治癒を早めることは難しいでしょう。
また、殺菌作用のあるタイプ(大半が市販の薬)も局所的な効果のみで持続性はありません。
「塗り薬が効いた!」と言う方は少ないようですね。
 
【 飲み薬を使う方法 】
大半の飲み薬はビタミン剤です。ビタミン欠乏が原因の口内炎には効果があります。
しかし、ビタミン欠乏による口内炎は全体の10%~20%です。
8割強の方は効き目がなく「飲み薬が効いた!」と言う方も少ないようです。
 
【 治るまで待つ方法 】
痛いですね。我慢!ひたすら耐える!私も経験がありますが・・つらいです。
 

うがい薬、洗口液が効果的

実は、殺菌成分入りのうがい薬や洗口液でのブクブクうがいが口内炎の予防にも治療にも効果的です!
口内炎を根本から考えると細菌繁殖を抑えることが不可欠です。洗口液で20秒ブクブクうがいを3回 行うと、口の中の細菌は10分の1に減少します。しかも、3時間程度は持続すると言われています。
また、毎食後と寝る前のうがいを習慣づけると口内炎ができにくく、できてもすぐ治るようになります。
ただし、ひどい傷を伴う口内炎の場合は殺菌液が傷の修復を遅らせる可能性があるので注意しましょう。
実は、小村歯科には良く効く塗り薬と洗口液があり、これに私も大いに助けられています。
お悩みの方はぜひ。