厚生労働省は「歯科保健と食育のあり方に関する検討会」が提唱する、ひと口30回噛むことを目標にした「噛ミング30運動」を行っています。
「噛ミング30運動」皆さんご存知でしょうか?
ひと口で30回噛むということは意外と難しいものですね。
食事中、意識しないとなかなか出来ません。
私も頑張ってみたのですが、アゴがだるくなってしまいました。
普段、いかに噛んでいないかと実感させられました。
■現代人の噛む回数
日本人の主食は平安時代から戦前までは、米や麦。おかずは魚や野菜を食べていました。
1度の食事時間はおよそ20~30分。噛む回数は1500回位だったそうです。
更にさかのぼり、弥生時代では、木の実や干し物類を食べ、1度の食事時間はおよそ1時間。
噛む回数は・・な、なんと3900回!
これに対して現代は加工品や欧米化の食事が多くなり、1度の食事で噛む回数は620回位。
弥生時代の6分の1となっているのです。
弥生時代の人はアゴがしっかりとして、歯並びも美しく揃っていたようです。
■犬の食生活
我が家にも犬が1匹おりますが、歯には歯石がベッタリとつきます。
犬も人間同様に軟らかいペットフードを食べるようになり、噛む回数が減ったのでしょう。
ペット達も肥満や歯周病に悩まされる時代なのですね。
テレビでは「犬のための歯磨きガム」「噛むことで歯石を防ぐ!」とコマーシャルされています。
さっそく買って与えてみると、なるほど以前に比べて歯石が少なくなりました。
それでもついてしまう歯石は、私自らカリコリ除去してあげています。
■よく噛んで健康維持
歯ごたえのあるものを多く噛むと唾液が分泌されて、少々歯磨きをしなくても汚れは自然に
洗い流されていきます。そして、口の中の環境が良くなります。
「噛ミング30運動」が薦められているのも納得です。
「カレーは飲み物だ!」などと某芸能人が言っていましたが
「とんでもない!!」30回しっかり噛むことが「ボケ防止」
「肥満防止」その他、健康維持へと繋がるのです。
皆さんも一口で30回噛む!一度ためしてみてくださいね。
今日からすぐに出来て、しかもタダですから。 (^-^9